HONDA SL230メンテナンス

架空のオートバイショップ、The O H Cycleがお届けするメンテナンスログ。

暖機後にヘッド周りからカチカチと音が出るとのことで修理しました。

タペットクリアランスを測定すると少々広いのでまずは調整して始動、ですが暖機後の音は消えません。

こうなるともうシリンダー上は分解していろいろ点検してみないとわかりませんね。という事で早々エンジンを下ろして分解してみます。

ピストンクリアランスも基準値からは外れていますが限度値まではいってません。その他も原因を特定することができず、どうしたものかと思案を重ねます。

以前の修理でヘッド周りは全て交換していると聞いていたので疑いもしなかったのですが、念のためにとバルブを外してみるとバルブスプリングシートがはいっていません、、、、

たぶん比較的エンジン温度が低いときには油膜の厚みがあり音を吸収して、完全暖機されると油膜が薄くなり音がでてしまったのでは?と予測。

シートを組込の他、かなり距離の伸びているエンジンなのでカムチェーンなども交換して作業完了。音も止まりました。

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